店舗を持たないお菓子屋さんの商品を販売する方法その1:マルシェを活用
マルシェは、店舗を持たないお菓子屋さんでも、対面販売を通してファンを増やし、ビジネスを成長させることができる魅力的な販売方法です。
マルシェとは?
マルシェとは、屋外で開催される小規模な市場のことです。農産物や加工食品・雑貨・アクセサリーなど、さまざまな商品が販売されています。
出店者は個人や小規模事業者が中心で、地域活性化や消費者との直接的な交流といった目的があります。

出店の流れと費用
主催者へ申し込むことで出店することができます。主催者によって出店条件や費用が異なるので、事前に確認が必要です。
出店が決定したら、商品の準備や当日の販売計画を立てます。マルシェ当日は、テントやテーブルなどの設営を行い、お客様に商品を販売します。
出店の費用は、会場の規模や出店場所によって異なります。数千円から数万円の出店料が必要となる場合もあり、その他、交通費や備品代などの費用も考慮する必要があります。
マルシェの魅力
マルシェ最大の魅力は、お客様と直接顔を合わせて販売できることです。試食を通じてお客様の反応をダイレクトに感じ取れるため、商品開発や販売戦略に貴重なヒントを得られます。さらに、他の出店者との交流も大きなメリットです。新たな刺激やビジネスチャンスにつながることもあります。
店舗を持たないお菓子屋さんの商品を販売する方法その2:フリーマーケット
お店を構えるのはハードルが高いと感じる方におすすめする販売方法が、フリーマーケット出店です。
フリーマーケットとは?
フリーマーケットとは、個人や小規模事業者が不用品や手作り品などを販売する、小規模な市場のことです。公園や広場、イベント会場など、さまざまな場所で定期的に開催されています。

出店者は一般の方から、副業としてハンドメイド作品を販売する方、小規模事業者までさまざまです。販売されるものも、衣類や雑貨・アクセサリー・食品など多岐にわたります。
フリーマーケットの魅力
フリーマーケットの魅力は、出店料が比較的安価な場合が多いため、気軽に販売を始められるという点です。
また、お客様と直接コミュニケーションを取りながら販売できるため、自分の商品に対する反応をダイレクトに感じ取ることができ、貴重なフィードバックを得る場にもなります。
さらに、フリーマーケットというオープンな空間で販売することで、新たな顧客を獲得するチャンスも広がります。
普段の生活圏とは異なる層のお客様に商品を見てもらう機会にもなり、口コミで評判が広がることもあります。
食品販売のための許可や注意点
食品を製造して販売する場合は「菓子製造業」の許可が必要です。この許可を取得するには、設備や衛生管理に関する基準を満たす必要があり、その基準は各自治体で異なります。
また、フリーマーケット出店の場合は、主催者独自の食品販売ルール(販売品目の制限、追加許可など)がある場合があるので、事前に確認することも大切です。
店舗を持たないお菓子屋さんの商品を販売する方法その3:ネット販売
インターネット上で商品を販売する方法で、実店舗を持たないお菓子屋さんにとって、販路拡大の大きなチャンスとなります。手軽に始められるというメリットがある一方で、さまざまな準備が必要となるため、それぞれの手順をしっかりと理解することが重要です。
インターネットで販売する一般的な流れ
手作りのお菓子をインターネットで販売する際の一般的な流れは、以下のとおりです。
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手順1:ターゲットとコンセプトを明確にする
誰にどんなお菓子を届けたいのかを具体的に想像し ます。「忙しいママのための手軽な焼き菓子」「健康志向の方のためのグルテンフリースイーツ」など、ターゲット層とコンセプトを明確にすることで、ブランドの独自性が際立ち、ショップの魅力が伝わりやすくなります。
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手順2:販売計画とスケジュールを立てる
コンセプトが決まったら、開業までの具体的なスケジュールを立てます。必要な手続き、設備の確保、商品の開発など、各手順に必要な時間を見積もり、余裕を 持った計画を立てます。いつまでに何を達成する必要があるかを明確にすることで、スムーズに開業できます。
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手順3:必要な設備を準備する
お菓子作りに必要な設備・材料の保管場所・梱包資材などをリストアップし、準備を進めます。衛生管理を徹底し、食品衛生法に準拠した環境を整えることが重要です。必要な設備を事前に準備することで、販売開始後もスムーズに作業を進めることができます。
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手順4:法令遵守と営業許可の取得
食品を販売するには、菓子製造業許可や営業許可の取得、保健所への届出など、さまざまな法令を遵守する必要があります。各自治体の保健所に問い合わせ、必要な手続きをご確認ください。法令遵守は、お客様の信頼を得るためにも不可欠です。
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手順5:開業届と税務手続き
個人で販売する場合は、税務署に開業届を提出します。青色申告を選択することで、税制上の優遇措置を受けることができます。会計ソフトや税理士の活用も検討し、適切な税務処理を行います。
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手順6:最適な 販売プラットフォームを選ぶ
自社サイト・ECモール・フリマアプリなど、販売プラットフォームにはさまざまなものがありますが、それぞれのメリット・デメリット、手数料などを比較検討し、ビジネスに最適なプラットフォームを選びます。ターゲット層にリーチしやすいプラットフォームを選ぶことが重要です。
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手順7:商品登録と販売開始
魅力的な商品写真、分かりやすい商品説明、適切な価格設定など、購入意欲を高めるための工夫を凝らします。SNSなどを活用して積極的に宣伝し、顧客を獲得していくことも重要です。
販売方法を選ぶポイントは?自分に合ったスタイルの見つけ方
店舗を持たないお菓子屋さんが商品を販売するにあたって、マルシェ・フリーマーケット・ネット販売の3つの方法をご紹介しましたが、どの販売方法が自分に合っているのか悩まれる方もいると思 います。
以下にて、それぞれの販売方法がどのような人に向いているのか、具体的な特徴をまとめました。ご自身の性格や得意なこと、販売したい商品の特性などを考慮しながら、最適な販売方法を見つけてください。
マルシェやフリーマーケット販売に向いている人
人と話すことや、その場で商品の魅力を伝えることが得意な方は、マルシェやフリーマーケットでの販売がおすすめです。
お客様と直接コミュニケーションを取りながら販売できるので、ダイレクトな反応を得ることができます。イベントの雰囲気を楽しむこともでき、店舗を持たないお菓子屋さんにとっては顧客獲得の貴重な機会となります。
ネット販売に向いている人
自分のペースで丁寧に商品を作りたい、また商品の魅力をじっくりと伝えたいという方は、ネット販売がおすすめです。
ネット販売では、商品写真や説明文を通して商品の魅力を伝えることができます。時間や場所にとらわれず販売できるのも魅力の一つです。
その他、賞味期限・配送方法・ターゲット層などを考慮し、最適な販売方法を選ぶことが大切です。店舗を持たないお菓子屋さんの場合、販売方法によって適切な商品開発も必要になります。
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