top of page

手作りお菓子で開業するには?よくある失敗例・必要資格・販売戦略

>

>

手作りお菓子で開業するには?よくある失敗例・必要資格・販売戦略

手作りお菓子で開業するには?よくある失敗例・必要資格・販売戦略

手作りお菓子で開業!失敗回避&成功戦略

「趣味で作っている手作りお菓子を販売したい」と考えたとき、いざ開業となると、資格や許可、販売方法など知らないことが多く、不安に感じる方も多いはずです。

こちらでは、手作りお菓子の販売で開業する際によくある失敗とその対策、取得すべき資格や許可、自宅でできる販売戦略まで、実践的な内容をお届けします。


 

【手作りお菓子】開業でよくある失敗例とその回避策

お菓子作りの技術に自信があっても、いざ開業となると、思わぬ落とし穴に悩まされることがあります。

以下に、手作りお菓子の開業で実際によくある失敗例と、それを避けるための具体的な対策をご紹介します。

必要な許可を確認せず販売を始めてしまった

【手作りお菓子】開業でよくある失敗例とその回避策

「とりあえず出店してみよう」と勢いで販売を始めた結果、保健所から指導を受けてしまうケースは少なくありません。製造する場所に応じた許可が必要であることを知らず、自宅のキッチンで作ったお菓子を販売してしまうパターンです。

回避策

開業前に必ず保健所へ相談し、自分の販売スタイルに必要な許可や設備条件を確認しておくことが重要です。

 

 

売れる数を見誤って在庫ロス

「たくさん売れるだろう」と思って大量に作ったものの、実際には売れ残ってしまい廃棄するという失敗は、開業初期によく見られます。特に日持ちしない焼き菓子などは、数日で商品価値が下がってしまいます。

 

回避策

まずは少量からスタートし、販売実績を積みながら需要を見極めましょう。保存期間の長い商品ラインナップも視野に入れると安心です。

 

 

仕入れコストや利益計算が甘かった

材料費・梱包資材・交通費など、細かいコストを計算せずに価格設定してしまい、売っても利益が出ない状況になることもあります。原価率の見落としや「時給換算すると赤字だった」というケースも珍しくありません。

 

回避策

販売価格は「原価+作業時間+販売経費+利益」を考慮してしっかり設計する必要があります。

 

 

SNSで話題になったが対応しきれなかった

「映えるお菓子」がSNSでバズったものの、注文対応や発送準備が追いつかず、納品トラブルに発展することもあります。特に個人で対応する場合、想定外の注文増加は大きな負担になります。

 

回避策

急な反響にも対応できるよう、事前に発送手順や在庫管理の仕組みを整えておくことが大切です。

 

 

自己流ラベルで販売停止に

可愛い手書きラベルをそのまま貼って販売した結果、表示に不備があり、販売中止を指導される例もあります。特にアレルギー表記や賞味期限の記載漏れは重大です。

 

回避策

食品表示法に準拠したラベルの作成が必要であり、わからない場合は早めに専門家や保健所に相談することが安全です。

 

 

【手作りお菓子】開業に必要な資格と許可の取得方法

手作りお菓子で開業を目指すなら、まず必要となる資格や許可を把握し、計画的に取得していくことが重要です。以下にて、開業にあたって最低限押さえておきたい手順と、それぞれの取得方法を紹介します。

菓子製造業許可を取得できる施設の確保

開業にあたっての最初のステップは、製造場所を確保することです。自宅のキッチンで販売用のお菓子を作ることは、設備や衛生基準の面で保健所の許可が下りないことが多く、一般的には適していません。そのため、まずは菓子製造業許可が取得できる施設を確保する必要があります。

【手作りお菓子】開業に必要な資格と許可の取得方法

もっとも現実的な方法としては、菓子製造業許可付きのレンタルキッチンを利用することです。近年では、許可取得済みの設備を備えたレンタルキッチンが各地に増えており、初期費用を抑えながら本格的な製造が可能です。

レンタルキッチン選びの際は、対応可能な製造品目や使用可能時間、契約形態なども確認しておきましょう。

 

 

食品衛生責任者の資格取得

営業許可を取得するための必須要件であり、菓子製造業を営むには、施設内に少なくとも1名がこの資格を有している必要があります。

取得方法はシンプルで、各都府県の食品衛生協会が開催する講習会に1日参加するだけです。講習修了後に資格が即日発行されるため、早めに受講日程をチェックしておくとよいでしょう。
 

 

菓子製造業許可の取得

施設の確保と責任者資格がそろったら「菓子製造業許可」の申請に進みます。これは保健所に対して行う手続きで、申請には施設の図面・設備リスト・食品衛生責任者の資格証明書などが必要です。

事前相談から現地確認・書類提出・許可証の交付までには、通常2〜4週間程度かかるため、スケジュールに余裕を持って準備することが重要です。
 

 

販売品目に応じた追加の許可や届出

菓子製造業許可を取得すれば、お菓子の製造・販売は可能になりますが、それだけで他の食品も自由に販売できるわけではありません。販売する品目によっては、別途許可や届出が必要になるケースがあります。

例えば、冷凍カレーやパック詰めのお惣菜を製造して販売したい場合は「そうざい製造業」や「冷凍食品製造業」など、別の営業許可が必要です。また、ハーブティーやお茶、コーヒーなどを自らブレンドして販売する場合も、食品衛生法に基づいた届出や許可が必要です。パン屋で牛乳を販売しているような店舗では「乳類販売業」の許可を取得しています。

扱う食品ごとに必要な許可は異なるため、事業を始める前に、自分の販売品目に応じた行政への確認を必ず行うようにしましょう。
 

 

食品表示法に基づく商品ラベルの作成

販売に際して、食品表示法に基づく商品ラベルの作成も求められます。原材料名・内容量・賞味期限・保存方法・製造者氏名・住所・アレルゲン情報などを正確に表示しなければなりません。表示ミスや不備は行政指導や販売停止のリスクにつながるため、専門家に相談することも一つの手です。

 

ネット販売における各種法令の遵守

ネット販売を行う場合には、特定商取引法や個人情報保護法などの遵守も必要です。これらは直接的な資格・許可ではないものの、健全な運営のために押さえておくべき法律です。

このように、手作りお菓子での開業には資格と許可が複数関わってきますが、流れを理解すればひとつひとつ着実にクリアできます。まずは自分のビジネスの形を明確にし、それに合った設備や資格を段階的に整えることが、安心してスタートを切るための鍵となります。

 

 

宅で開業!手作りお菓子の販売戦略

手作りお菓子の自宅開業を成功させるには、戦略的な販売が欠かせません。美味しいお菓子を作るだけでなく、お客様への商品提供方法やお店の魅力の伝え方を考える必要があります。成功の秘訣となる販売戦略のポイントは以下のとおりです。

 

お店のコンセプトを明確にする

「バターを使わない焼き菓子」や「体に優しい無添加スイーツ」など、一言で表現できる独自の強みを持つことが重要です。
ターゲット層を絞り込み、その層に響くコンセプトを設定することで、効果的な販売戦略を展開できます。


 

SNSを効果的に活用する

Instagramなどのプラットフォームは、商品の魅力を視覚的に伝えるのに最適です。写真撮影技術を高め、商品の魅力を最大限に引き出す工夫をしましょう。投稿内容にもこだわり、お店の個性や想いを伝えることで、ファンを獲得できます。


 

効果的なSNS活用のためのポイント

・明るく鮮明な写真、商品の魅力を引き出す構図
・商品の説明、お店のこだわり、ストーリーを伝えるキャプション
・関連性の高いハッシュタグ
・定期的な更新
 

 

価格設定も重要

「この価格なら買いたい」と思ってもらえる適正価格を設定しましょう。安すぎる価格設定は商品の価値を下げてしまう可能性があります。自信を持って適正な価格を設定し、商品の価値に見合う価格で販売することが大切です。


手作りお菓子の開業は、想像以上に多くの準備と判断が求められます。資格や許可の取得はもちろん、自宅での設備条件や、ありがちな失敗例を避けるための知識も欠かせません。

あかまつ学校では、初心者でも安心して一歩を踏み出せるよう、必要な手続きから販売戦略まで実践的に学ぶことができ、オプションとしてSNS講座やInstagram LIVEのサポートなども行っています。

夢を形にするのであれば、正しい知識とサポートのある環境から始めてみませんか?まずはお気軽に無料相談にて疑問や不安をご相談ください。


 

宅で作った手作りお菓子販売と起業サポートに役立つコラム

作りお菓子で開業をお考えならあかまつ学校

住所:〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本2-15-19-B レッドパインキッチン内

神奈川県鎌倉市 JR大船駅徒歩10分。

URL:https://www.redpineschool250405.com/

Mail:redpineschool@gmail.com

TEL:090-6287-6035

bottom of page